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  • 新任のご挨拶/久保田 孝

    2007年4月1日付けで工学系研究科電子工学専攻の准教授として併任いたしました。1994年から1997年にかけて、同専攻の助手として大学院生の指導にあたりましたので、10年ぶりに再びお世話になることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。

    私は1986年に東京大学工学部電子工学科を卒業後、同大学院にて、原島文雄教授のもと、センサ情報融合による移動ロボットのナビゲーションに関する研究を行いました。博士課程修了後、株式会社富士通研究所に勤務し、画像処理の研究に従事しました。1993年より文部省宇宙科学研究所に助手として勤務し、ロケットの姿勢制御、探査機の航法誘導の研究開発に従事しました。1997年~1998年には、米国航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)において、惑星探査ロボットの研究に携わりました。現在、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究本部・宇宙探査工学研究系において准教授として、宇宙ロボティクス・宇宙人工知能の研究を推進しています。

    宇宙研に在籍して15年近くになりますが、その間、深宇宙探査の研究開発に携わり、探査機の自律機能、画像航法誘導、探査ロボットの研究開発を行っています。またM-Vロケットプロジェクト及び小惑星探査ミッションMUSES-Cプロジェクトに従事しています。 2003年にM-Vロケットにより打上げた小惑星探査機「はやぶさ」の航法誘導を担当し、2005年秋に小惑星「イトカワ」への着陸およびサンプル採取を行いました。大学院生と一緒に研究した成果を、実ミッションに応用することができました。現在、月着陸探査、ロボットによる小天体探査に関する研究を進めています。

    今後は、宇宙探査機研究に関する経験を生かし、宇宙探査のみならず、屋外で活躍するロボットシステムの構築をめざしたフィールドロボティクスの研究に取り組んでいきたいと考えております。今までの、伝統ある東大電気系のさらなる発展に向けて、微力ながら努力精進いたす所存でございます。ご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

    (昭和61年東京大学工学部電子工学科卒 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部准教授)

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