新任のご挨拶/南正輝
2008年4月1日付けで駒場の先端科学技術研究センターに准教授として着任いたしました。元々は芝浦工大の出身でして、東大電気をご退官後に芝浦工大に着任された水町守志先生にご指導いただきました。その後、博士課程から東大にお世話になりました。研究室は工学系研究科電子情報工学専攻の青山・森川研究室で、リサーチアソシエイトとしての生活を含め5年間いろいろと勉強させていただきました。その後、芝浦工大に教員として5年間勤務し、再び東大にお世話になることとなりました。
いわゆる秋葉原系の人間でして、色々とモノを作るのが好きなタイプです。「研究はどの様なことをやっていますか」と聞かれると、昔は「GPS受信機をかじっています」と答えていました。その後、つい最近までは「ユビキタス」などと答えていましたが、最近は「よろず勉強せざるを得ない状況です・・・」という答えになってきました。ある意味、情報通信分野の宿命かもしれませんが、スペクトラアナライザ的な研究生活になっています。
着任したばかりでして、今後の具体的な研究プランなどは模索中ですが、情報通信システムの省電力化などに興味を持ちつつあります。電子メイルを1通送ると、どのくらいエネルギーを消費しているのかなど、この分野はまだよく分からないことが色々ありそうな予感がしていまして、そのようなところから地道にやっていこうかと考えています。
学生さんが元気な大学が良い大学の証ですので、そう言う雰囲気作りに少しでも貢献できればと思っています。とは言いましても、まだまだ本人の修行が足りませんので、これからも日々勉強していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。
(平成8年芝浦工業大学電子工学科卒 先端科学技術研究センター 准教授)