新3号館の内覧ツアーに参加して
10月19日土曜日、同窓会員への新3号館のお披露目として、三田先生の引率で行われた新3号館ツアーに参加。
1. 外観
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ツアーは弥生門側の入口前から出発(写真1)。以前は裏口だったが、新3号館ではこちらが正面玄関に。これに伴い、弥生門側から入った、以前は地階と呼ばれていたフロアを1階と呼ぶことになったそうだ。 建物の外観は、旧3号館のイメージを忠実に残している。窓枠も材料こそアルミになったが、特注でイメージを残したという。新3号館は9階建てだが、旧3号館が地下から4階まで、しかも、4階は継ぎ足しのような構造だったイメージをよく再現している。安田講堂側の入口(以前の正面、写真2)もイメージを忠実に残しており、本当に久しぶりに来る人の第一印象は、外壁を綺麗に掃除しただけという勘違になるかもしれない。
2. 内部
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弥生門側の正面から建物に入ると、洒落たデザインの階段が(写真3)。通路や部屋も近代的、合理的に作られている(写真4)。ただし、引っ越しが始まったところで、今は什器や設備はまばら。
電力実験室も、元あった辺りに戻ってきた。ガラス越しに中を見ると、いつかどこかで見た雰囲気の机や機器が。変わらないところは変わらないらしく、ちょっとほっとする。
この建物は電気系と化学系とが共同で使用し、上層は化学系が使うという。電気系のフロアは、廊下を挟んで研究室と実験室が基本のレイアウトだが、化学系のフロアは、廊下から研究室に入り、その奥が実験室というのが基本のレイアウトとのこと。こういうところに文化の違いが現れるのだそうだ。
9階はさすがに眺めが良い。スカイツリーも良く見える・・・、いやいや、場所によっては手前のビルの陰になるので全然見えない。ちょっと悔しい気分。
3. 中庭
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写真7は、都心のどこかのビルの写真のようだが、実はこれは中庭から見上げた新3号館。通りかかる人が見る新3号館とまったく違う仕上げになっているところが面白い。
建設費用は全額を国から・・・というような甘い時代ではなく、一部を学科が借金として背負った形だそうです。良い成果に基づき、良い提案をして、いただける研究予算の一部から返済するそうです。同窓生一同で、良い成果を応援しましょう。
三田先生の軽妙なトークも楽しく、あっという間に感じられた1時間ツアーでした。準備くださった関係者に御礼を申し上げます。(1983年卒 濱中直樹)