• 最近の記事

  • 電気の歴史を「電気の精」で学ぶ/鈴木浩

    2年に一度、パリで開催される国際会議に出席している。パリには、多くの美術品があり、会議の合間に博物館、美術館を訪ねるのが楽しみの一つである。訪問先には、必ず電気の歴史につながるものを入れるようにしている。

    中でも、圧巻なのは、パリ市近代美術館に展示されている「電気の精」である。この絵は、ラウル・デュフィが描いたもので、1937年パリ万国博覧会で公開された10x60メートルの巨大な絵画である。訪れるたびに感銘を受ける。

    ここには、電気に貢献した108名の科学者・技術者がそれぞれのポーズで描かれている。アルキメデス、パスカル、ガリレオ、ベーコン、マックスウエル、エジソンと数え上げるもの楽しみである。彼らの上には、電気の精が宙を舞っている。まさに芸術と科学が結び付けられている。この絵はリトグラフにされ350枚が作られており、そのうち30枚くらいが日本にあるといわれる。

    今年が、発表のちょうど80周年にあたるということで、電気学会が主催して祝う会が計画されている。そこでは、「電気の精」の内容、教育での使われ方、リトグラフの行方などが紹介される。電気、電子の関係者には楽しみな会になるだろう。参加者は以下の情報を参照ください。

    概 要

    名称 パリ万博80周年「電気の精」の誕生日を祝う会(電気学会主催)
    日時 2017年5月24日(水)14時30分〜17時30分(14時受付開始)
    場所 日本経済大学大学院 1階 渋谷246ホール 渋谷区桜丘町25-17
    (JR渋谷駅の南改札を西口に出て横断陸橋を対角線にわたり降りたところ、徒歩3分)

    講演

    1. 田中國昭 千葉大学 名誉教授 「電気の精」を紐解く
      電気の精に描かれている科学者の紹介
    2. 松本栄壽 日本計量史学会
      「電気の精」リトグラフと「アラゴー」の円盤の行方
      初版35枚と初数125枚の行方からパリの科学の原点を追う
    3. 竺覚暁 金沢工業大学 教授 「電気の精」と科学技術史
      科学技術稀観書による教育

    パネル討論

    参加費 無料、但し資料代として1000円(含む消費税)
    申込先 日本経済大学大学院 鈴木 浩
    (5月19日までに申し込みください)
    FAX 03-3463-4128
    メール hiroshi.suzuki@tk.jue.ac.jp

    コメントはまだありません »
    Leave a comment

    コメント投稿後は、管理者の承認まで少しお待ち下さい。また、コメント内容によっては掲載を行わない場合もあります。