• 最近の記事

  • Multi-Language

  • 「不惑会」の活動/クラス1965(昭40)

    fuwakai-nichigin

    卒業同期の集り「不惑会」を毎年東京都内あるいは近郊で開催するようになって、今年は3年目になります。遠方の人の参加などに課題もありますが、何とか新しい運営方法も定着しつつある様に思えます。

    従来屋外での見学・散策を主に行って来ましたが、今年は少し趣向を変えて日本銀行を見学しました。講義による日銀の役割やオペレーションの説明も興味深く聞きましたが、辰野金吾氏設計(東京駅の設計も氏による)で明治29年に竣工、関東大震災にも耐えた建物構造、その内部や地下金庫等も見応えがありました。

    同時に貨幣の歴史のレクチャーを受け隣接する貨幣博物館も見学しました。古代から現在に到る貨幣・紙幣の他、鋳銭器具・道具及び古文書によるそれらの説明等、こちらも十分楽しむ事が出来ました。

    fuwakai-kahei上記2箇所の見学では、開国時の幕末・明治期に於ける金銀交換比率の国内外差による金の流出、第2次世界大戦敗戦後のインフレ等の歴史をあらためて再認識すると同時に、先人達の苦労には感銘を受けました。

    当日私達の他に、2グループが同じ時間帯に見学していました。ゼミの学生さん達でしたが熱心に聴講していました。新旧両世代が一緒に居合わせましたが、日本最古の鋳造古銭を私達は「和同開珎」と習いましたが、若い世代はそれより古い「富本銭」と習っているとの事でした。新発見によって歴史が変わっているのを知る機会ともなりました。

    見学に先立つ1時間ほどの昼食が懇親の場となりました。今回は比較的短い時間でしたが、久し振りに顔を合わせての情報交換はいつも変わらぬ風景でした。また今回の参加者は21名(会員21名、家族1名)で、これも例年とほぼ同じでした。 (屋外の日本銀行前の写真には出席していた荒川さんが都合で写っていません。) (大高幸雄 記)

    ## クラスブログ記事もご参照下さい ##

    コメントはまだありません »
    Leave a comment

    コメント投稿後は、管理者の承認まで少しお待ち下さい。また、コメント内容によっては掲載を行わない場合もあります。