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  • 新任のご挨拶/山﨑俊彦

     平成18年(2006年)10月16日付けで情報理工学系研究科電子情報学専攻の講師として着任いたしました。輝かしい歴史のある東大電気系の一教員として伝統を守りつつ、さらなる発展へ向けて微力ながらお手伝いをさせていただけることをたいへん光栄に存じます。改めて身の引き締まる思いでございます。

     簡単に経歴を紹介させていただきます。私は平成11年(1999年)に電子工学科を卒業後、平成16年(2004年)に博士の学位をいただきました。その間、ずっと柴田・三田研究室でご指導いただき、主にデバイス物性に基づく高速・低消費電力アナログVLSI の研究に従事してまいりました。その後、平成16年4月から平成18年10月までは新領域創成科学研究科基盤情報学専攻の助手を務めさせていただきました。現在の専門は画像・映像・マルチメディア情報処理で、相澤清晴教授と共に研究室を運営させていただいております。その中でも特に、私は3次元CG や実写ベース3次元映像の圧縮・検索・編集などの技術開発を行っております。また、将来的にはVLSI 開発の経験を生かし、VLSI と画像・映像処理を融合した新しい研究分野を開拓できればと思っております。

     アナログVLSI と画像・映像処理というまったく異なる2分野を経験するチャンスをいただき、またさまざまな講義を行っていく中で、いまさらながら改めて電気系がカバーする分野の広さ、奥深さ、そして楽しさを実感しました。ここ数年、進学振分けにおける電気系学科の人気凋落(ちょうらく)が叫ばれております。人気回復の一環というわけでもないのでしょうが、現在中高生や教養学部生に電気系の魅力を伝える活動のお手伝いをさせていただいております。その中で私が身をもって体験した電気系の奥深さ・楽しさの一部だけでも若い人たちに伝えることができ、電気系の人気回復にわずかながらでも貢献できればと思っております。

     若輩者でございますので、至らない点が多々あるかと存じます。これからもご指導・ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

    (平成11年電子卒 情報理工学系研究科電子情報学専攻講師)

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